フットボール・センターフォワードで大切なこと。
世界には様々なストライカー達が存在している。
ここからは、センターフォワードを大きく3つに分けて分類していこうと思う。
ルイス・スアレスやイカルディ、ピョンテクなどのゴール前を主戦場とする選手。これは一言でゴールハンター型FWと呼べるだろう。
次にジルーや大迫勇也などの周りを生かしながら、自らゴールを目指す選手。これはポスト型FWと呼ぶことにしよう。
そして最もチームの中で重要な役割を担い、欠けてしまうことでチームの攻撃の核が無くなってしまう、万能型FWというものが存在する。
ハリーケイン・ベンゼマ・レバンドフスキなどといった超一流のセンターフォワード達だ。
簡単に言うと、彼らはゴールハンター型FWとポスト型FWを足した様な選手であり、更に2列目に下がってきてボールを引き出し、決定的なパスを出すことが出来る。
これらの全てを行いつつも、得点を量産しているのだから、本当に凄い選手達である。
では、私たち日本人が少しでも近づくには、どうしたら良いのだろうか。
勿論シュート技術を上げるのも大切だが、今まで上げたFWにはハイレベルで共通している点が存在する。
それは守備能力の高さである。
FWなのに守備が大切なの?と思った方もいるだろうが、彼らが得点を量産し続けられるのには必ず守備能力の高さが関係している。
11人で相手のボールを奪いに行くフットボールというスポーツで、最もファーストディフェンダーになる回数が多いのはセンターフォワードである。
その選手が相手CBに対してコースを上手く限定し続ける事で、チームが効率的にボールを奪うことが出来る。
チームが効率的にボールを奪うことが出来れば、センターフォワードに得点のチャンスが多く周ってくるのは当然の事だろう。
彼らのプレーを見ていると、味方がボールを奪った後にどこでボールをうけ、どの様にシュートを打つのかを考えながら守備をしている様に見える。
メッシは守備の時に歩いている場面が多いが、味方がボールを奪った後に、ボールを引き出しゴールまで繋げるスピードが尋常なく速い。これはゴールへのイメージを常に描き続けているからこその必然的な結果だろう。
得点を量産したいのなら、まずは守備能力や守備での運動量を上げていくことが、遠回りの様に見えて一番の近道なのではないだろうか。
今の時代、テレビで世界のお手本となる選手を簡単に見ることが出来る。サッカーが上達するために、こんなにも恵まれた時代はないだろう。。
これからもフットボールを上達する為に、常に考え続け、本質を捉えられる様に生活していきたい。
〜 世界に近づく為に〜